物件探しをしよう(社宅契約)
2020年10月03日
申込からの流れを知ろう
物件探しに関する条件が決まったら、おおまかなスケジュールについて確認しましょう。
社宅契約の場合は、入居するまでにいろいろな手続きがあります。
その手続き期間を考慮しながら、物件探しをする時期、内見をする時期
などを考えていきましょう。
入居日から逆算してスケジュールをたてる
物件を決めるまでの期間は、入居希望日を基準に、早すぎても遅すぎてもよくありません。
だいたい平均して、入居希望の1ヶ月ほど前から物件探しをされています。
次の注意点を考えながら、お部屋探しをしましょう。
契約日⇒即入居可のお部屋は申込み2週間以内
上の図は、「即入居可能」なお部屋の場合、つまり、前入居者が退去してクリーニングが終わっており、
いつでも入居が可能な状態で申込をする場合のスケジュールを示したものです。
貸主側は、お部屋をクリーニングしてきれいな状態にしてから間をおかず、
次の入居者に使用してもらいたいと考えます。
ですから、こういったお部屋の場合は、色々な手続きする時間を考慮したとしても、
2週間以内には契約してほしいと言われることがほとんど。
入居希望日より早くお部屋を見に行って気に入った物件があっても、契約日が限定されてしまうのです。
契約手続きに時間がかかることも
逆に、申し込み後すぐ入居したくても、社宅の場合、契約手続きに複数の会社が関わるため、
手続に時間がかかります。
① 貸主による審査 (管理会社)
② 契約書類ひな形作成 (管理会社)
③ 契約書条文調整 (代行会社・管理会社・仲介会社)
④ 企業稟議 (代行会社・企業)
⑤ 企業承認 (企業)
⑥ 契約金入金 (企業・代行会社・管理会社)
その手続きはおおよそ1週間から10日程度。
…とはいっても、各社の定休日や担当者の休日で手続きが滞ったり、稟議に時間がかかる企業もあります。
入居日が決まっている場合は、手続きの時間も考慮して、ご紹介できない物件もあります。
お部屋探しスタート!
だいたいのスケジュール感を把握できたら、さっそくお部屋探しです。
検索サイトを利用する場合は、自身で決めた条件を入力していきます。
そこでのポイント・注意点をご紹介します。
検索はこうやってする!
まずは検索の手順をご紹介します。
事前に考えておいた条件を入力していくのですが、まずは、一番の理想を入力してみてください。
検索結果はいかがでしたか?
検索結果の件数が少なかった時は、どこかで条件を緩和しなくてはなりません。
そこで、事前に考えておいた優先順位の部分から、Betterにできる条件をはずしていきます。
少しずつ物件が増えていきますので、20件~30件程出るようになったら内容を細かく見ていくと良いでしょう。
入居可能日を確認しよう
気に入った物件があったとき、まずはいつ入居ができるかを見ておきましょう。
貸主側は、まだ入居していても次の入居者を募集しはじめますので、
情報が公開されていれば「すぐ入居できる」とは限りません。
いい物件があったとしても、入居したい日に入居できないようでは意味がありませんので、
入居希望日に入居ができる物件かどうか、確認をしましょう。
新築物件は注意!
新築の場合は、入居予定日がかなり先の場合があります。
入居予定日はあくまで予定ですので、工事の関係で先延ばしになる可能性もあり、
工事の進捗状況については確認が必要です。
また、企業によっては、入居日が確定できない物件は契約できない場合もありますので、
企業規定を確認しましょう。
退去してもすぐには入居できません!
前の入居者の退去が済むと、貸主側はお掃除をして、次の入居者の為に生活上支障のないように
お部屋を整えます。
お掃除や修繕の内容は、退去が済んでお部屋の状態を確認するまでわかりません。
前入居者の使い方や、お部屋の広さ、部材の仕入れなどによって、リフォームに時間がかかる場合があります。
退去予定・入居予定の表示も、あくまで「予定」ですので、延びることがあることを頭に入れておきましょう。
古い=汚いとは限りません。
築年数にこだわるあまり、理想の物件から遠ざかることも少なくありません。
最近ではリノベーション工事をして、最新設備を整える物件もあり、
古い造りを生かしたおしゃれな物件もあります。
社宅規定で、築年月が決められている企業もありますが、
指定がないのであれば、検索をすると気に築年数を緩和してみるのもオススメです。
おとり物件に惑わされないで
今は、スマートフォンでも簡単に物件検索ができる時代。
賃貸物件の検索サイトも多数存在します。
掲載のタイムラグもあるので一概には言えませんが、物件掲載が無料でできる検索サイトには、
実際には募集していない条件の良い物件などを載せて顧客を誘導する、
「おとり広告」をする悪徳な業者も存在します。
インターネットの情報に惑わされないように注意しましょう。
希望物件がそろったら
いくつか希望する物件が見つかったら、ランキングをつけましょう。
人事異動の多い繁忙期には、同じ条件でお部屋探しをしている方が多数いらっしゃいます。
こういった時期には、
物件をあちこち内見をしている間にお申込みが入ってしまう…
なんてことが多々ありますので、希望する物件から内見をしていくのがおすすめです。
また、「内見しない」または「オンライン内見・写真で確認」などの
選択肢を選ぶことが可能な場合があります。
希望物件があったら、仲介担当に相談して最良の方法を選び、物件を選びましょう。